ペルシャ絨毯の魅力というと、文様に見られる芸術性を重視されることが多いですが、それだけではありません。芸術性を持ちながらも、生活用品として機能性と耐久性を持ち合わせております。日常生活の中に溶け込むことこそペルシャ絨毯が他の美術工芸品と違うところなのではないでしょうか。
冬暖かく、夏は涼しく、一日のうちでも寒暖の差が激しい砂漠地帯でも使用されているペルシャ絨毯。外では、土足のままでペルシャ絨毯を使用しており、50年以上使用するのは当たり前のようです。もちろん、メンテナンスは重要!まずは、クリーニング。きちんと対応してくれるところであれば絨毯を傷めずに綺麗にしてくれます。手織絨毯専門メーカーならば、クリーニングだけではなく、可能な限り修理も対応してくれます。
永く使う為には、まず、日々の掃除や気遣いで絨毯の耐久性をさらに高めることができます。一つの例として、絨毯は湿気に弱い(特にシルク糸絨毯)製品です。時折、絨毯を裏返し(大きなサイズは半分ずつでも可)、絨毯の下に空気を送り陰干しをすることで、湿気を防ぐことができます。また、掃除機をかける際に表だけでなく裏もかけると良いです。さらに、表面を雑巾で毛の流れに沿って、やさしく・丁寧に拭いてあげることで細かい埃を除去できます。
丁寧に織られたペルシャ絨毯は、使えば使うほど色合いに深みが出て重厚さが増してきます。それが愛着に繋がるのではないかと思います。踏みしめれば踏みしめるほど、しなやかになり、文様もはっきりしてきます。そして、肌ざわりも使いこむほどしっとりしてきます。
織子さんが手で紡ぐ’ペルシャ絨毯’
ペルシャ絨毯に欠かせないのが、女性の存在と言われています。この繊細な模様を作りだしているのが、イランの若い女性職人たちです。もちろん男性職人もいます。女性の優しいエネルギーが、気分を和らげ心地よい絨毯を作る秘訣。 |
現在のイランを中心とする地域で生産されている絨毯のことをペルシャ絨毯と云われています。長い時間をかけ一つ一つ手作業で作られており、長いものでは数年も費やして製作されています。手織りの絨毯は機械で織ったものとは模様の繊細さや耐久性が格段に違うので、絨毯1枚の値段も当然、高価に。丈夫で美しい模様の絨毯はいわば部屋の芸術品として重宝されています。使っている方からすれば、価格に見合うだけの魅力があるわけです。その魅力の一つが手織りの繊細な模様です。産地や手織りの職人によって様々な模様があり、繊細で鮮やかなデザインが特徴となっています。
以前、プレーベル社主催、福岡ヒルトンシーホークホテル 特設会場で開催された「特選手織絨毯展」会場でのトルコの織り子さん作業を目の当たりにしました。
城山家具絨毯コーナーでは、手織絨毯もたくさんご用意しております。お客様の目で本物の手織絨毯のすばらしさを確かめてください。
さらに、年に幾度か城山家具特別企画、手織絨毯展示も開催いたします。百貨店などの催事でお見かけする商品帯の絨毯で、特別会場を埋め尽す、煌びやかな展示会です。城山家具WEBサイトでも毎回、告知しておりますので、時折チェックしてみてください。本物のペルシャ絨毯は安いものではございません。お気に入りに出会えるチャンスに赴くのも大切なことになるのではないでしょうか。
さいごに…
手織絨毯、最大の魅力は1点もの、すなわちオンリーワン!そして、貴方の個性を活かせるアイテムと永く暮らすことと云っても過言ではないと存じます。
手織絨毯をお探しの際は、ぜひ、城山家具へもご来店ください。
●関連ブログ
・「床の芸術品~丈夫なペルシャ絨毯」
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福岡県宗像市三郎丸5-1-22
城山家具 本館
時間:午前10時から午後7時30分まで
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